デュエルマスターズ超全集E1 レビュー & エピソード2「ゴールデン・エイジ」田園補完計画第十七次中間報告書

■衝撃の付録カード

この本の2枚の付録カード《C-boy 切札勝太》＆《反撃の城ギャラクシー・ファルコン》。

《反撃の城ギャラクシー・ファルコン》はアルトアート使用。
イラストもさることながら実用的なカードが付録なのがうれしいですね。

《C-boy 切札勝太》は以前もお伝えしたとおりカレーの匂いつき。コロコロ付録だった《カレーパン・マスター切札勝太》と同じような感じですが、サイキッククリーチャーでないのでさらにタチが悪いです。
匂いは若干弱め。勝太の右手のあたりに匂い付き加工された領域があり、そこからカレーの匂いがします。
それでも一足早く手に入る「エピソード2」マークのカードなので、新章を目前にして期待が高まります。

袋とじの裏には、この2枚のカードをコンボにすることを推奨するコラム。
このコンボはDASH-TVでも紹介されています。

■こだわりカードリスト

カードの右下には「ハンター」「エイリアン」「アンノウン」のアイコン、カード名のすぐ下の説明には「自軍強化」「敵獣除去」などのタイプの紹介があり、初心者にも親切な設計。
さらに迫力ある覚醒リンクは大きな画像が用意されていたり、MODE-CHANGEカードはそのイラストも存分に楽しめたりと文句なし。
プロモカードコーナーでは「このイラスト初めて見た！」「こんなプロモカードもあったのか！」と、新鮮な感動に出会えること間違いなし。

全700枚も紹介されているのでボリュームも十分。
ただしMC有りカードの通常版の画像がカードリストに載っていないので、そこだけがちょっと残念。

■コラムやデッキレシピは以前よりもずっとガチ指向に

たとえば《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の紹介文。コロコロなどでは「死海竜の覚醒リンクを狙おう」なんて呑気なことを書いてばかりですが、この本ではザビミラで《ヴォルグ・サンダー》を4体出してライブラリアウトを狙うことを推奨してます。

エキスパンションの紹介に併せてデッキレシピのアイデアも掲載されています。
「シャチホコカイザーとトリプルリバイブで覚醒リンクを狙うデッキ」、「覚醒リンクからラスト・ストームを狙うデッキ」など玄人好みなレシピ、さらには「白青赤緑Nエクス」のような容赦ないガチデッキまで登場。

初心者から大会レベルのプレイヤーまでレベルアップするためのヒントが随所にちりばめられています。

とはいっても紅蓮ゾルゲにはノータッチ、裁定変更や詳しいルール解説に関しては特になし。
ガチプレイヤーになりたい人のためへの配慮・工夫についてはあとちょっとだけ足りない感じがします。
それでもメタデッキにちゃんと触れて解説している点は画期的。

■E1の戦争のすべてがわかる！背景ストーリー「ザ・ワールド・オブ・デュエル・マスターズ」

パンドラスペースと地上は、どのようにしてつながったのか。
覚醒の力はどうやって手に入れたのか。
ハンター5戦士の戦いとは、いつどのように起こったことなのか。
ゾルゲやサーティーンは何をもくろみ、そして結局どうなったのか。
シャーロックと戦い、命をかけて姫を守ったリュウセイはその後どうなったのか。

ここでしか読めない内容もたくさん。次のエピソード2に向けて予習・復習しておきましょう。
カードリストでフレーバーテキストも合わせて読めばさらに面白いです。